浅野拓磨はシュトゥットガルトへのレンタル移籍!労働ビザの問題とは?
ロシアワールドカップアジア最終予選の日本代表メンバーにも選ばれた、浅野拓磨選手!
今シーズンより、イングランド・プレミアリーグの名門アーセナルへと移籍が決まっていたのですが、どうやら労働ビザの問題でレンタル移籍されるようですね。
そのレンタル移籍先がドイツ2部のシュトゥットガルトというクラブに決定いたしました!
細貝萌選手とチームメイトになるわけです。
そもそもなぜ、
「浅野選手はアーセナルでプレー出来ずにレンタルされてしまったのか?」
「労働ビザの問題とは?」
「シュトゥットガルトとはどんなクラブなのか?」
などを調べてみました。
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アーセナル浅野拓磨がシュトゥットガルトへのレンタル移籍
まず、今回の移籍の経緯を確認してみましょう。
日本代表メンバーであり、U-23日本代表メンバーでもありリオデジャネイロオリンピックでも活躍した浅野拓磨選手は、元はJリーグのサンフレッチェ広島で活躍していました。
2016年7月3日、プレミアリーグ・アーセナルFCへの完全移籍が発表され、イングランド・プレミアリーグでの活躍を楽しみにしていたファンの方も多かったと思います。
海外挑戦という事ですね。
しかしその後、イギリス労働ビザが取得出来ず、アーセナルでプレー不可能な状況となりました。
という事で、イギリス労働ビザ取得までドイツやフランスなどのクラブへレンタル移籍させられる事になります。
そして今回、ドイツ2部のシュトゥットガルトへのレンタル移籍される事になりました。
労働ビザ?なぜアーセナルでプレーできないの?
そもそも、なぜアーセナルでプレー不可能なのか?
労働ビザの問題とは何か?
を分かりやすく説明したいと思います。
簡単に言うと海外で仕事をするには、労働ビザが必要です。
そしてイングランド・プレミアリーグでプレーするには、その労働ビザを取得するために厳しい規定があるのです。
EU圏外から加入する外国人選手を対象とした、労働ビザ発給に関するプレミアリーグの新規定に定められた厳格な審査に通過して、労働ビザを発給しなければ、プレーできないのです。
なぜこんなに厳しいかというと、イングランドの選手たちにより多くの出場機会を提供することを目的としているのです。
イングランドサッカー協会(FA)が昨夏導入したこの規定により、プレミアリーグのクラブがEU外の選手たちを獲得するのは、なかなか大変なんですよね。
その労働ビザを取得するには、その選手が代表チームでの公式戦に一定以上の割合で出場していなければならないという条件があります。
例えばW杯やアジアカップなどの予選および本戦といった試合です。
特例で取得できる場合があるのですが、とにもかくにも浅野選手は代表キャップ数と実績が全く足りていない為、現状はアーセナルでプレーする事が不可能なようですね。
とりあえず、イングランド・プレミアリーグの労働ビザが取得できるまで、別のヨーロッパのクラブで経験を積むという形ですね。
シュトゥットガルトとはどんなクラブ?
それでは浅野選手が今回、期限付き移籍する事になった「シュトゥットガルト」はどんなクラブなのか見てみましょう。
ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州・シュトゥットガルトに本拠地を置くサッカークラブで、今シーズンはドイツ2部に所属することになります。
過去にドイツブンデスリーガで、5度の優勝経験があります。
(1949-50, 1951-52, 1983-84, 1991-92, 2006-07)
しかしながら昨年は低迷してしまい、41年ぶりの2部降格となってしまいました。
今シーズンは昇格へ向けて戦う訳です。
現在レスターでプレーする岡崎慎司選手や、ハンブルガーSVでプレーする酒井高徳選手もこのクラブに過去所属していましたので、日本人選手としてはやりやすい環境だと思われます。
さらに朗報なのが、日本代表経験もある細貝萌選手が、現在シュトゥットガルトに所属していますので、とても心強い味方となってくれそうですね。
細貝選手は海外でのプレー経験豊富ですし、海外クラブへの移籍が初めてな浅野選手からしたら本当に頼もしい存在です。
チームメイトとも溶け込みやすいかも?
まとめ
という事で、アーセナルへ移籍した浅野拓磨選手は労働ビザが取得できず、ドイツ2部のシュトゥットガルトへ移籍する事になりました。
今後はしばらくこのクラブで経験を積む事になります。
シュトゥットガルトでの背番号は「11」のようです。
同じ日本人の細貝萌選手が所属しているのは、とても大きな存在となりそうです。
とにかく大活躍して労働ビザを取得し、いつかアーセナルでプレーする浅野選手が見たいですね。