【侍ジャパン強化試合】日本VSオランダは9回継投ミスで大瀬良炎上もタイブレークで大野がサヨナラ打!
2016年11月12日(土)、野球日本代表・侍ジャパン強化試合第3戦目「日本代表VS.オランダ代表」の試合が行われました。
オランダ代表といえば、2013年にWBCでベスト4入りした、ヨーロッパ屈指の強豪国ですが、試合は延長戦までもつれる大激戦となりました。
そこで今回は日本代表VS.オランダ代表の、
「スタメン」
「試合詳細&結果」
「次の対戦予定&日程」
などをまとめてみました。
ちょっと色々ありすぎた試合となりましたね・・・
プレミア12準決勝・韓国戦の悪夢再びかと思いました・・・
ただ、岡田俊哉投手が素晴らしすぎる・・・!
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目次
強化試合ここまでの結果
第1戦目
日本3-7メキシコ
【勝ち投手】マルティン
【敗け投手】千賀
バッテリー
【メキシコ】オイエルビデ、サラゴサ、G.サンチェス、アビラ、ララ、マルティン、メサ、ペレス、J.サンチェス – バレ
【侍ジャパン】武田、千賀、大瀬良、山﨑康、岡田 – 大野、小林誠
本塁打
【メキシコ】キロス(5回ソロ 千賀)
【日本】 なし
第2戦目
メキシコ4-11日本
【勝ち投手】野村
【敗け投手】ロドリゲス
バッテリー
【侍ジャパン】野村、増井、宮西、秋吉 – 小林誠、嶋
【メキシコ】ロドリゲス、ララ、J.サンチェス、オイエルビデス、アビラ、ロモ – タピア、バレ
本塁打
【侍ジャパン】中村晃(9回2ラン ロモ)
【メキシコ】アマダー(2回ソロ 野村)、ペーニャ(4回ソロ 野村)、ベルドゥーゴ(4回ソロ 野村)
両チームのスタメン
日本代表
1 中 秋山
2 遊 菊池
3 二 山田
4 右 鈴木
5 左 筒香
6 DH 大谷
7 三 松田
8 捕 大野
9 一 中村晃
先発ピッチャーは石川歩投手。
オランダ代表
1 左 ランペ
2 遊 Juriプロファー
3 一 デカスター
4 右 サムス
5 DH レオノラ
6 捕 リカルド
7 三 ヴァンダーミーア
8 中 オデュベル
9 二 スコープ
先発ピッチャーはジャージェンス。
試合詳細&結果
それでは、2016年11月12日(土)に行われた、野球日本代表・侍ジャパン強化試合第3戦目「日本代表VS.オランダ代表」の試合を振り返ってみましょう。
試合詳細
1回の裏、中田のサードゴロの間に3塁ランナーが返り日本が先制。
(日本1-0オランダ)
2回の表、石川がオランダ打線に捕まります。
リカルドのタイムリー内野安打と、ウルバヌスの2点タイムリーで3失点と逆転を許してしまいます。
(日本1-3オランダ)
5回の表、藤浪がマウンドに上がります。
先頭打者をショート坂本のエラーで出すと、続くサムスに左中間に2ランホームランを浴びてしまいます。
(日本1-5オランダ)
5回の裏、日本の猛攻が始まります。
まず先頭の大谷翔平が特大のソロホームランで1点を返すと、満塁のチャンスで坂本がエラーを取り返す走者一掃のタイムリー2ベースで同点に。
この時の1塁ランナー菊池の俊足も凄かった。
さらに中田のタイムリーで勝ち越すと、筒香にもタイムリーが飛び出しこの回一挙6得点で大逆転。
(日本7-5オランダ)
その後、藤浪がしっかり立ち直りカットボール、フォークといった変化球を主体にしっかり0点に抑え、8回のマウンドにはメキシコ戦で炎上した山崎が上がり、しっかりとここを三者凡退に抑え、結果を残します。
9回の表、大瀬良がマウンドに。
しかし、1アウト1、2塁からデカスターに同点の2点タイムリーヒットを浴びると、サムスに逆転のレフトオーバータイムリー2ベースを浴びてしまいます。
(日本7-8オランダ)
9回の裏、2アウト1、2塁から鈴木誠也のセカンドゴロを相手が悪送球エラーとなり2塁ランナーが一気にホームへ。
土壇場で日本が同点に追いつきます。
(日本8-8オランダ)
延長戦という事で10回からはタイブレーク方式が採用されます。
タイブレークとは、両チーム攻撃をノーアウト1、2塁からスタートします。
送りバントをするのか強行するのかが鍵になるドキドキのシステム。
ちなみに後攻めが圧倒的に有利と言われているようですね。
10回の表、マウンドには岡田。
1アウト2、3塁、そして2アウト満塁の大ピンチまで行きますが、ここなんと0点に抑えちゃいます!
タイブレークで無失点とか素晴らしすぎますね。
10回の裏、あとは1点でも入ればサヨナラ勝ち。
先頭は大谷ですが、ここは送りバントせずに強行でサードゴロ。
しかしこれが進塁打となり1アウト2、3塁のチャンスに。
ここで松田は敬遠策で歩かされ、打席には大野。
前進守備の頭を超えるしぶといサヨナラタイムリーヒットを放ち、延長戦のタイブレークを制し日本が劇的勝利。
(日本9-8オランダ)
試合結果
日本9-8オランダ
【勝ち投手】岡田
【敗け投手】ファンミル
バッテリー
【オランダ】ジャージェンス、ファンドリール、ハイヤー、プルッガー、インテマ、ファンミル – リカルド
【侍ジャパン】石川、藤浪、山﨑康、大瀬良、宮西、岡田 – 嶋、大野
本塁打
【オランダ】サムス(5回2ラン 藤浪)
【侍ジャパン】大谷(5回ソロ ジャージェンス)
継投ミス?あわや逆転負け・・・
とにかく勝てたのは良かったですが、課題は9回の場面ですよね。
今回は抑えを横浜DeNAベイスターズの山崎康晃投手しか招集していない中、2点リードの9回に広島東洋カープの大瀬良大地投手をマウンドへ。
しかし、3失点と逆転を許してしまいました。
これは2015年のWBSCプレミア12の準決勝・韓国戦を思い出しましたね・・・
あの時は3点リードした9回に4失点と大逆転負け。
今回も下手すればあの時と同じ事になる可能性もあった試合となりました。
まず、「なぜ大瀬良を代表に選んだ?」という声もあると思いますが、大瀬良投手は元々代表に選ばれておらず、チームメイトの中崎翔太投手が怪我で代表を辞退したのでその代わりとなる為、こればかりは仕方ありません。
問題は使い方ですよね。
リードしている9回にマウンドに上げるのは、クローザーが本職ではありませんしちょっとかわいそうな気もします。
また明らかに調子が悪く打たれまくっていたのに逆転されるまで交代しないのは、ちょっと継投ミスだったと思います。
WBSCプレミア12の準決勝・韓国戦もこんな感じで則本投手を引っ張りすぎた感がありましたからね・・・
2017年WBC本大会では誰を抑えにするのか分かりませんが、やはり短期決戦ではこの継投がかなり重要になってきそうです。
小久保監督と権藤投手コーチの采配に注目ですね。
岡田俊哉は収穫!
課題が多いこの強化試合の中で、中日ドラゴンズの岡田俊哉投手はかなりの収穫ではないでしょうか。
元々代表メンバーに選出されていなかったのですが、巨人の菅野智之投手が投げれない為、代役として招集された訳なんですけど、もの凄く素晴らしいピッチングをしてくれていますね。
これは予想外の収穫かもしれません。
11月10日(木)のメキシコ戦では1アウト満塁でマウンドへ上がりゲッツーで無失点に抑え、今回もタイブレークの延長10回にノーアウト1、2塁でマウンドへ上がり無失点。
かなりピンチに強いですよね。メンタルが強いのか、こういうピンチでしっかり0に抑えられるリリーフピッチャーは絶対に必要ですし、貴重なサウスポーですから、もしかするとWBCのメンバーに選ばれる可能性もあるかもしれません。
次の対戦予定&日程
侍ジャパン強化試合第4戦目、つまり最終戦の試合日程を確認しておきましょう。
11月13日(日)18:00
オランダ代表VS.日本代表
次は18:00プレイボールなのでお見逃しなく!
ちなみに予想先発ピッチャーは、石田健大(横浜DeNAベイスターズ)との事です。
まとめ
まあ、なんとか最後はサヨナラ勝ちしましたが、課題が多く見えて不安の残る試合となりました。
まず投手陣の失点数が気になりますね。
3試合で19失点ですか・・・
野手陣もずっと打っていない選手が何人かいますし、最後くらいはスッキリ快勝したいですね!
※侍ジャパン強化試合最終戦「VSオランダ代表」のテレビ放送予定に関しては下記を参考にして下さい。
※オランダ代表メンバーに関しては下記を参考にして下さい。