【プロ野球2016】新人王発表!セは高山!パは高梨!投票数一覧!茂木は惜しくも逃す!
2016年11月28日(月)、プロ野球の「NPB AWARDS 2016 supported by リポビタンD」が開催され、新人王となる最優秀新人賞が発表されました。
このNPBアワードでは、個人タイトルや沢村賞、ベストナイン、ゴールデングラブ賞などを表彰する場で、ここでセ・パ両リーグの新人王とMVPも発表されるのです。
という事で今回は、
「新人王の資格」
「選考方法」
「セ・パ両リーグの新人王」
「投票数一覧」
「候補者の成績」
などをまとめてみました。
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目次
新人王の資格
まずは、新人王(正しくは最優秀新人)の資格を簡単に解説。
新人王は誰でも獲得できる訳ではなく、ルーキーだけが受賞できる訳でもありません。
新人王の資格
・初めて支配下登録されてから5年以内の選手
・前年までの出場が30イニング以内の投手、前年までの出場が60打席以内の野手
・海外のプロ野球リーグに参加した経験がない選手(外国人助っ人でも海外のプロ野球リーグが未経験ならOK)
上記が新人王の受賞資格のある選手となります。
新人王の選考方法
新人王は記者投票によって決定されます。
全国の新聞、通信、放送各社に所属しており5年以上プロ野球を担当している記者が投票権を持ち、選考資格を持つ選手のうち1名の名前を記入し投票。
最優秀新人に相応しいと思う選手がいなければ、「該当者無し」票を投じることもできます。
そして、セ・リーグ、パ・リーグから一番投票数を多く得た各1名が新人王となります。
投票結果(投票数一覧)
それでは記者投票の結果・投票数を見てみましょう。
セ・リーグ
髙山俊 (神) 220
今永昇太 (De) 32
戸柱恭孝 (De) 13
下水流 昂 (広) 1
原口文仁 (神) 1
(該当者なし) 2
パ・リーグ
高梨裕稔 (日) 131
茂木栄五郎 (楽) 116
吉田正尚 (オ) 3
多和田真三郎 (西) 2
R.スアレス (ソ) 1
(該当者なし) 1
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このようにセ・リーグは、高山俊選手(阪神)が2位の今永昇太投手(DeNA)を大きく引き離して圧勝。
逆にパ・リーグは、高梨裕稔投手(日本ハム)と茂木栄五郎選手(楽天)の大接戦となりました。
なぜか、新人王の資格が無いはずの原口文仁(阪神)と、R.スアレス(ソフトバンク)になぜか票が入ってしまっていますね・・・
2016年の新人王(最優秀新人)と成績
という事で、2016年シーズンの新人王(最優秀新人)が発表されましたのでご紹介!
成績と共にご覧下さい。
セ・リーグ新人王
高山俊外野手
(阪神タイガース)
※大卒1年目のルーキー
2016年シーズンの成績
134試合 .275(494-136) 8本 65打点 5盗塁 OPS.707
明治大学からドラフト1位指名されたルーキー外野手。
開幕からスタメンに名を連ね、球団の新人最多安打記録を18年ぶりに更新する136安打をマーク。
さらに、13度の猛打賞は1958年の巨人・長嶋茂雄さんが残した新人猛打賞記録(14度)にあと1と迫る活躍でした。
特に勝負強さが目立ち、シーズン途中から3番打者を任され、得点圏打率.377はリーグ2位。
パ・リーグ新人王
高梨裕稔投手
(北海道日本ハムファイターズ)
※大卒3年目
2016年シーズンの成績
37試合 109回2/3 10勝2敗1H 防御率2.38 奪三振86
プロ3年目で初勝利を挙げた今シーズンは大ブレイク。
最初はリリーフとして登板していましたが、後に先発投手となり、安定感ある投球でチームのリーグ優勝、そして日本一に大きく貢献。
キレのあるストレートは本当に魅力的。
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この2人が2016年の新人王に見事選ばれました!
本当におめでとうございます。
候補選手の成績
それでは、惜しくも新人王を逃した他の選手たちの、2016年シーズンの成績を確認してみましょう。
これで妥当なのかおかしいのか分かりますね。
※新人王の資格が無いのに投票された原口文仁(阪神)と、R.スアレス(ソフトバンク)は省略
セ・リーグ
今永昇太(DeNA)
22試合 135回1/3 8勝9敗 防御率2.93 奪三振136
戸柱恭孝(DeNA)
124試合 .226(367-83) 2本 23打点 0盗塁 OPS.532
下水流昂(広島カープ)
48試合 .250(104-26) 5本 18打点 0盗塁 OPS.780
パ・リーグ
茂木栄五郎(楽天)
117試合 .278(424-118) 7本 40打点 11盗塁 OPS.738
吉田正尚(オリックス)
63試合 .290(231-67) 10本 34打点 0盗塁 OPS.854
多和田真三郎(西武)
18試合 98回2/3 7勝5敗 防御率4.38 奪三振91
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こうやって見ると、まあセ・リーグは高山俊選手で妥当ですよね。
今永昇太投手(DeNA)も素晴らしいですが、規定未到達なのと負け越してるのが票が集まらなかった理由でしょう。
問題はパ・リーグです。
新人王に選ばれた高梨裕稔投手(日本ハム)と茂木栄五郎選手(楽天)の票数差はわずか15。
まあ、発表前からある程度この二人で票が割れるとは予想されていましたので、予想通りの結果になりましたね。
これに関しては、もうどちらが新人王でもおかしくはないので、仕方ないです。
まとめ
プロ野球2016年シーズンの新人王が発表されましたので、成績や票数ランキングをご紹介させて頂きました。
セ・リーグは、阪神では2007年の上園啓史投手以来、9年ぶりとなる高山俊選手(阪神タイガース)、パ・リーグは、日本ハムでは2015年の有原航平投手以来、2年連続となる高梨裕稔投手(北海道日本ハムファイターズ)が記者投票によって新人王となりました。
まあ、セ・リーグは予想通りで妥当ですが、パ・リーグはファンの間でもおかしいという声もあるようですね。
茂木栄五郎選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)だろうという声も多いですが、票数も15票差と接戦でしたのでこれは仕方ありません。
恐らく高梨投手は大卒3年目なことと、規定投球回に到達していないのが批判的な声が上がる理由でしょうね。
確かに、茂木選手は大卒新人内野手、しかもショートでこの成績は凄いですから新人王をあげたい気持ちも分かります・・・
とにかく高山選手と高梨投手は、本当におめでとうございます。