【UAE代表】オマル・アブドゥッラフマーンとは?移籍先として噂されたのはビッグクラブ!
2016年9月1日より、男子サッカーのロシアワールドカップ出場権をかけた負けられない戦い「ロシアワールドカップアジア地区最終予選」が開幕します。
アジア枠4.5に入る為、アジアの国々が激突!
気になる日本代表・ハリルジャパンの初戦の相手はUAE代表(アラブ首長国連邦)です。
日本にとってはまさに因縁の相手で、前回の対戦時には、日本はこのUAE代表に負けているのです。
そしてその時、日本代表の前に立ちはだかったのは、UAE代表の中心選手「オマル・アブドゥッラフマーン」という若き才能でした。
彼に日本は翻弄されましたね・・・
もちろん今回のワールドカップアジア最終予選でも、オマル選手はメンバー入りしていて、チームの中心選手。
最大級の警戒をしなければならない相手です。
という事で今回は、
「オマル・アブドゥッラフマーンのプロフィールや経歴」
「どんな選手なのか?」
「欧州のビッグクラブへの移籍の噂」
などを調べてまとめてみました。
果たしてリベンジなるでしょうか!
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日本がUAEに敗れた試合
まず、日本がUAEに敗れた試合を振り返ってみましょう。
この試合でオマル選手が我々に強烈なインパクトを残しました。
日本代表とUAE代表が最後に試合をしたのは、2015年1月23日のアジアカップ準々決勝。
大会2連覇を狙う日本はUAEに大苦戦。
その原因がUAEの10番オマル・アブドゥッラフマーン選手でした。
常に危険な存在であり続け、日本を翻弄しました。
その結果、延長でも決着つかず、試合はPK戦へ。
本田圭佑選手と香川真司選手がPKを失敗する中、オマル選手は日本の守護神・川島永嗣選手をあざ笑うようなパネンカキックを決めて、日本代表を撃破。
アジアカップ2015でUAEを3位に導きました。
オマル・アブドゥッラフマーンのプロフィール
名前:オマル・アブドゥッラフマーン
出身地:サウジアラビアのリヤド生まれ
国籍:UAE(アラブ首長国連邦)
生年月日:1991年9月20日(24歳)
身長:173cm
体重:60kg
ポジション:MF
背番号:10
利き足:左足
所属クラブ:アル・アインFC(アラブ首長国連邦)
UAE史上最高の選手と言われる天才司令塔。
アジアカップ2015で日本を苦しめた選手。
どんな選手だったか思い出せない方は、アフロがトレードマークのやたら上手かったあの選手です。
日本語では、「オマル・アブドゥルラフマン」と表記されることもあります。
ちなみに二人の兄、カレド・アブドゥッラフマーン、ムハンマド・アブドゥッラフマーンも、アル・アインFCで共にプレイするサッカー選手。
オマル・アブドゥッラフマーンの経歴
サウジアラビア・リヤドでハドラマウト人の子として生まれたオマル。
少年時代はアル・ヒラル(サウジアラビア)の下部組織に所属していました。
国籍を保持していなかったため当初は、サッカーの才能を認められサウジアラビアから誘いを受けたものの、オマール以外の家族への市民権付与が拒否されたことで断りを入れている。
後にUAEが家族全員に国籍を与えた事により、現在のUAE国籍に至ります。
家族思いな選手ですね。
2000年にアル・ヒラル(サウジアラビア)のユースチームでキャリアをスタートさせて、2007年にUAEプロサッカーリーグ(アラビアン・ガルフ・リーグ)のアル・アインFC・ユースチームに移籍。
2008年にトップチームへ昇格して現在に至ります。
2009年に前十字靭帯を断裂する大怪我を負う。
2010-11シーズンはアル・アインのレギュラーポジションを獲得。
2010年にUAEのA代表デビュー。
2011年にふたたび大怪我。
復帰後は2012年にはロンドン五輪出場で高いテクニックを見せつける。
マンチェスター・シティでのトライアルを受験し、ビザの問題などで移籍は実現しませんでしたが、この頃から彼の才能は高い評価を得ていました。
2013年にはガルフカップでUAEを優勝に導き、MVPを獲得。
2015年にAFCアジアカップ2015で、準々決勝で日本を破り、チームを3位へ導く。
どんな選手?プレースタイルは?
どんな選手かですが、一言で表すと、「アフロがトレードマークの非常に上手いレフティ」ですね。
プレースタイルは、柔らかいボールタッチを活かしたドリブルにキープ力を持ち合わせていて、かなり個人技のあるなかなかボールを取られないファンタジスタタイプの選手。
とにかくテクニックがあります。
1番の武器は、正確なパスなどのアシスト能力。
自分でゴールを決めるというよりは、ゲームメイクをする司令塔です。
本当に上手い選手ですよね。
彼をフリーにすると精度の高いスルーパスがきちゃいます。
左足でのキックも正確ですし、先ほども書きましたが、アジアカップ2015の準々決勝・日本戦では、見事なふんわりチップキックをPK戦で決めています。
ハリルホジッチ監督や吉田麻也選手が、名指しでこのオマル選手を要注意人物として警戒するほど。
ビッグクラブ移籍の噂も
オマルはヨーロッパのビッグクラブからも注目されています。
しかも、もっと若い時から。
彼が注目されたのは、2012年ロンドンオリンピックで、彼の素晴らしいテクニックを見て、マンチェスターシティーやバルセロナのスカウトが唸ったそうです。
経歴の項目でも書きましたが、イングランドプレミアリーグのマンチェスター・シティが彼の獲得を狙っていました。
2012年にトライアル入団して2週間ほど練習参加しましたが、欧州移籍は実現しませんでした。
その後、ベンフィカが期限付きで移籍のオファーを提示するも断ります。
さらにリヴァプールがオマル獲得を計画しているとの報道も出ました。
なんと気が付けば、バルセロナ、マンチェスター・シティ、アーセナル、バレンシア、ドルトムント、ベンフィカ、リヴァプールとこれだけの欧州クラブが関心を示していたとの情報があります。
ビッグクラブが沢山ですね・・・
結局、色んなクラブの名前が挙がりましたが、興味程度だったり、ビザの問題やアル・アインが設定している移籍金がアジア人としては高すぎる事が理由で欧州移籍は実現していません。
噂止まりな状態です。
2015年には、「アル・アインとの契約を延長した」と自身のツイッターで発表しました。
契約期間の発表はありませんが、4年追加で2019年までとメディアでは予想されていますので、もう欧州移籍は無い感じかな?
まとめ
という事でロシアワールドカップアジア最終予選にて、日本代表が9月1日に戦うUAE代表の司令塔・オマル・アブドゥッラフマーンという選手についてご紹介させて頂きました。
本当に素晴らしい選手で、移籍先として、ヨーロッパのビッグクラブの名前がいくつも挙がるほどの逸材です。
とにかく彼を封じない事には、日本は苦戦を強いられると思いますので、しっかりと封じてアジアカップでの雪辱を晴らして欲しいですね!
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