【2016夏の甲子園】初出場の嘉手納高校が大金星!野球部メンバーや監督は?
第98回全国高校野球選手権大会も大会5日目。
大盛り上がりの中、2016年8月11日、
夏の甲子園初出場となる沖縄県代表・嘉手納高校が
過去に甲子園優勝経験もある前橋育英高校を破るという大金星を挙げました!
いや~、凄かったですね。
初出場でこれは快挙と言ってもいいのではないでしょうか。
という事で今回は、
「嘉手納高校ってどんな学校?」
「嘉手納高校の野球部のデータ」
「嘉手納高校野球部のメンバーと出身中学」
「注目選手」
「沖縄大会の戦績」
「嘉手納VS前橋育英の試合詳細」
などを調べてまとめてみました。
まさに魔の7回、甲子園には魔物が住んでいるという展開でした・・・
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嘉手納高校ってどんな学校?
沖縄県立嘉手納高等学校(おきなわけんりつかでなこうとうがっこう)は、
沖縄県中頭郡嘉手納町にある公立の高等学校。
創立は1984年の男女共学校。
生徒数656人(女子332人)。
琉球放送アナウンサーの比嘉俊次さんの母校ですね。
嘉手納高校の野球部のデータ
創部
1984年
部長
豊原啓人(33)
監督
大蔵宗元(42)
部員数
71人
主将
大石哲汰くん(3年生)
甲子園出場歴
春:1回
夏:1回(今回を含む)
夏の甲子園は今回が初出場となるチーム。
元々このチームの3年生たちは、1年生の時かなり強くて将来有望でしたが、
その後それが油断となりチームのまとまりがなくなりました。
しかし、度重なる主力の怪我により、段々と選手たちの意識は代わりチームは変わりました。
そして、まとまったチームは、
沖縄大会を制覇!
公立校ながら甲子園の舞台まで登り詰めました!
打力が自慢のチーム。
その強力打線は全国の強豪校にも引けをとらない。
嘉手納高校野球部のメンバーと出身中学
※左から背番号、名前、学年、出身中学、身長/体重、地方大会の打率です。
1仲地玖礼 3年 読谷村立古堅中 168/71 .313
2知花拓哉 3年 読谷村立読谷中 174/80 .417
3大石哲汰 3年 うるま市立具志川東中 170/96 .273
4新垣和哉 2年 読谷村立読谷中 163/57 .211
5比嘉花道 2年 読谷村立読谷中 165/68 .227
6古謝巧真 3年 嘉手納町立嘉手納中 172/65 .333
7大城堅斗 3年 読谷村立読谷中 169/74 .421
8幸地諒承 3年 嘉手納町立嘉手納中 168/67 .292
9仲井間光亮 3年 沖縄市立宮里中 176/70 .348
10村濱達成 2年 読谷村立読谷中 170/76 .500
11渡慶次央 3年 読谷村立古堅中 172/75 .000
12玉城七星 2年 読谷村立読谷中 167/76 -.—
13伊佐崇希 3年 宜野湾市立真志喜中 169/66 .000
14新垣海舟 3年 読谷村立読谷中 167/62 -.—
15松田幸太 2年 読谷村立読谷中 170/72 1.000
16新垣見頼 2年 嘉手納町立嘉手納中 169/60 -.—
17比嘉大介 3年 読谷村立読谷中 167/70 .000
18波平航洋 3年 読谷村立古堅中 171/71 -.—
全員が沖縄出身のメンバー構成。
しかもそのほとんどが読谷村で生まれ育った選手たち。
注目選手は、打力自慢のチームですが、
エースピッチャーの仲地 玖礼くん(なかち くおれ)です。
最速137キロながら、ゆったりとしたフォームから力がある球を投げ込む投手。
沖縄大会の戦績
それでは沖縄大会での嘉手納高校の戦績を振り返ってみましょう。
1回戦
嘉手納 7-0 具志川商
2回戦
嘉手納 11-2 北中城
3回戦
嘉手納 2-1 興南
準々決勝
嘉手納 2-1 八重山商工
準決勝
嘉手納 3-0 那覇西
決勝
嘉手納 11-3 美里工
嘉手納VS前橋育英の試合詳細
それでは嘉手納の夏の甲子園初戦・前橋育英(群馬)との試合を振り返ってみましょう。
前橋育英高校は2013年、現在埼玉西武ライオンズで活躍する高橋光成投手を擁して夏の甲子園で優勝した強豪校。
嘉手納のスタメン
※左から打順、守備位置、名前、背番号、学年
1 中 幸地 諒承 8 3年
2 右 仲井間 光亮 9 3年
3 一 大石 哲汰 3 3年
4 捕 知花 拓哉 2 3年
5 三 比嘉 花道 5 2年
6 遊 古謝 巧真 6 3年
7 投 仲地 玖礼 1 3年
8 左 大城 堅斗 7 3年
9 二 新垣 和哉 4 2年
前橋育英のスタメン
※左から打順、守備位置、名前、背番号、学年
1 左 石川 塁翔 7 3年
2 右 浅見 悠大 9 3年
3 三 飯島 大夢 5 2年
4 遊 小川 龍成 6 3年
5 中 丸山 和郁 8 2年
6 投 佐藤 優人 1 3年
7 捕 森田 健斗 2 3年
8 一 伊藤 雄大 3 3年
9 二 長谷川 涼太 4 3年
試合経過
3回の表、先頭の大城くんがレフトへの二塁打でチャンスメイクすると、
送りバントを成功させ1アウト3塁。
ここで1番幸地くんがレフトへ先制のタイムリーヒット。
(嘉手納1-0前橋育英)
しかしその裏、流石は優勝経験のある強豪。
長谷川のタイムリーで同点とすると、飯島のタイムリー内野安打で逆転に成功。
(嘉手納1-2前橋育英)
さらに5回の裏、飯島くんが本日2本目のタイムリーヒットで追加点。
(嘉手納1-3前橋育英)
やはり下馬評通り前橋育英がこのまま勝つのかなと思いきや、
7回に甲子園の魔物が目を覚まします。
7回表、嘉手納の攻撃。
先頭打者が内野安打で出塁すると、ここで一塁へ送りバント。
これはファーストがベースカバーに入った二塁手ではなく、ベースカバーには入っていない投手にトスをしてしまい内野安打。
さらに次の打者が送りバントをするとこれがフライとなるミス。
しかしそのフライが誰もいないショートと投手の間にポトリと落ち内野安打。
0アウト満塁とすると、押し出しのフォアボールで1点差。
さらに、知花くんのタイムリーで逆転!
その後、前橋育英ショートのスーパープレーでダブルプレーの2アウトとなるも、
ここから連打連打が止まらない!
嘉手納高校を応援する大応援団の、ハイサイおじさんやサンバのカーニバルの曲、さらには指笛などに後押しされ、
怒涛の1イニング8得点と打線爆発!
(嘉手納9-3前橋育英)
スタンドが凄い盛り上がりでしたね。
逆に前橋育英側はあの雰囲気に飲まれてしまいましたね・・・
その後8回の表にも1点を追加します。
これで二桁得点。
(嘉手納10-3前橋育英)
このまま試合終了。
気付けば嘉手納高校は19安打10得点とその打線の破壊力を見せつけました。
試合結果
嘉手納10-3前橋育英
甲子園優勝経験のある強豪を、初出場の公立高校が破るという大金星!
本当に凄かった!
しかしまあ、前橋育英からするとあの7回だけでしたよね。
なんか「甲子園には魔物が住む」とよく言われる言葉を思い出すような展開でしたね。
やはり野球は何が起こるか分からないです!
まとめ
という事で、沖縄代表・嘉手納高校についてご紹介させて頂きました。
今後の彼らの戦いにも注目してみて下さい。
地元の方々は嬉しいでしょうね・・・
ツイッターを見ると沖縄のどこかのショッピングモールらしき場所に設置されたテレビの前で、
大勢の買い物客が試合を見守る写真があげられていました。
やはり高校野球は凄い注目度ですね。
しかし、今日の甲子園は沖縄らしいハイサイおじさんの応援に、
指笛、ノリノリのダンスなど大盛り上がりのスタンドがとても良い雰囲気でした。
とにかく両校の監督、選手、関係者の皆さま、本当にお疲れ様でした。